X線撮影やCTのようにX線を使うことなく(医療被曝を受けずに)、磁気と電波を使って断面像を撮影する検査です。CTと違って任意の断面像が得られます。また造影剤を使用しなくても、血管の情報が得られます。
MRI Magnetic Resonance Imaging
CT Computed Tomography
X線の通りやすさをコンピューターで白黒の濃淡にして体の断面を画像化します。3次元的な画像化も可能で、骨の状態の判断などに優れます。MRIに比べて出血の描出に優れ、脳疾患では外傷や出血性の病気(脳出血やくも膜下出血など)に威力を発揮します。造影剤を使用することで、血管の情報も得られます。
CR Computed Radiography
X線撮影は、従来のフィルムの代わりにIP(イメージング・プレート)を用いて撮影し、読み取り装置によりデータを取り込み、テレビモニターで患者さんと供覧できるようになっています。
妊娠中の方について
一般に日常的に行われているエックス線検査やMRIでは、検査による被ばくが原因となって胎児に形態異常が発生することはないと考えられていますが、総合的に患者さん(胎児)へのメリットがデメリットを上回ると判断された場合のみ検査を実施することになります。
妊娠中の女性もしくは妊娠の可能性がある女性は、一般撮影、CT撮影、MRI撮影実施の前に、医師、看護師や放射線技師に必ずその旨を申し出てください。